リモートアクセスとは、一般的には社外のパソコンから社内のリモートアクセスサーバに接続し、使用する仕組みのことです。

このリモートアクセスを導入する際に必要になるのが「リモートアクセスツール」です。

今回はリモートアクセスツールについてお話ししたいと思います。

リモートアクセスで何が便利になるの?

リモートアクセスツールを使って実現するリモートアクセスで何が便利になるのでしょうか?

まずはその名の通り、「遠隔操作」です。

社外から社内にあるパソコンにアクセスして操作可能です。

それによって、ファイルの送受信やメールなどが実行できるようになります。

リモートアクセスと働き方改革

上で述べたように、遠隔で作業ができるようになりますので、働き方改革に利用されているのです。

社内と同等の情報システム環境を実現しつつ、ワークスタイルの幅を広げられるのです。

社員のテレワークが容易になることで、在宅勤務、いつどこでも働けるようになるので、勤務形態が多様化し、社員は自分が働きやすいワークスタイルを選びやすくなります。

妊娠・育児中も家から在宅で働けるなど、女性の社会進出にも有意義であるといえます。

リモートアクセスツールの選定ポイント

このように便利なリモートアクセスを実現するリモートアクセスツールの選定ポイントを以下に述べようと思います。

接続先

接続先は社内のパソコン、それともサーバー、どちらでしょうか?

これは大事なポイントで、経営陣など一部のユーザーだけが使用するのか、それとも大多数の社員が利用するのかで、

  • サーバーアクセス型
     (外出先から直接社内サーバーにアクセスできる)

  • クライアントアクセス型
     (直接社内サーバーにアクセスできる権限を端末ごとに付与)

のどちらを選ぶべきかが変わってくるのです。

接続タイプ

リモートアクセスツールの接続タイプは3つに分類され、

  • 社内LAN延長接続タイプ
     (社内LAN端末と同じような環境を実現)

  • Webアプリ限定接続タイプ
     (Webアプリのみにパソコンやモバイル端末から接続)

  • 遠隔操作タイプ
     (外出先から社内のパソコンに接続して、画面や捜査情報を転送)

があります。

利便性

画面の操作性や、転送速度、印刷の可否など、使用していく中で使いにくくてはいけません。

使用したい環境に合わせて一番使いよいリモートアクセスツールを選ばなくてはいけません。

課金

主に従量制と定額制に分かれます。

従量制は利用者数や利用回数に対応して課金されるタイプで、利用者数や利用回数が少ない企業に適したタイプです。

定額制は利用者数や利用回数が多い企業に適したタイプで、そのような企業では定額制の方が経費圧縮効果が高くなります。

セキュリティ強度

ハッキングやデータ漏洩のリスクを減らすために、SSLなど暗号化された通信方式の製品を選ぶ必要があります。

また、万が一モバイルデバイスが紛失・盗難にあうことも考えて、二段階認証などより安全な他段階認証方式を採用している製品を選んだほうがよいでしょう。

まとめ

リモートアクセスツールといってもたくさんの種類があり、選定ポイントもたくさんありますので、専門家に一度相談なさることをお勧めいたします。

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