リモートワークなどの多様な働き方に対応するためのリモート環境として、VPNサービスやVPNルータ等の機器が利用されています。
VPNを利用することで、自宅などの社外から、社内ネットワークへ接続することができます。
今回は、リモート環境構築でのUTM利用について取り上げたいと思います。



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UTMとリモートワーク

UTM(総合脅威管理)は社内ネットワークセキュリティの出入口対策として、多くの企業に導入されています。一台のセキュリティ機器を導入することで、社内ネットワークを保護し、様々な脅威に対しての総合的な対策ができることがUTMの利点といえます。

※ 参考記事

『セキュリティ機能を一台に集約!UTM導入時の確認ポイント』

『UTMとルータは何が違うの?役割を理解した対策を』

マルウェア対策や社内ネットワークの包括的な保護がUTMの主な役割として取り上げられますが、UTMの多くはVPN機能も備えています。

そのため、リモートワークで社内ネットワークへの接続環境を構築する場合、VPNルータだけでなく、UTMを利用したリモート環境構築も選択肢のひとつとなります。

UTMで構築するリモートアクセス環境

UTMはセキュリティ機器であることから、ネットワークセキュリティの強化が期待できます。VPNという機能自体は同じであるため、UTMがすでに社内に設置されているのであれば、リモートアクセスのために新規でVPN装置を導入する必要はないかもしれません。

機能を一台に集約することで管理コストの最適化が期待できますが、機器故障時の影響は大きくなります。テレワークでのVPNの場合、機器故障など障害が起きてしまうとリモートでの社内接続ができなくなってしますことから、業務へ与える影響は大きいといえます。

このような障害に備え、あらかじめ2台での冗長化構成とすることで、一台が故障してももう一台が稼働できる状態にしておくなどの対策を検討することも重要でしょう。

アフターコロナの際の無線LANコントローラにも

UTM機器の中には、無線LANコントローラとして使用できる機能のあるものもあります。

各アクセスポイントを接続し、一元管理することが可能です。

多くのアクセスポイントが設置されている会社さまの場合、アフタ―コロナで出社するようになった際にご活用いただけるのではないでしょうか。

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