DLPとは何ですか?

データ漏洩防止機能のことです。

DLPは、あらかじめ定義されたルールを使用して、機密データを含むファイルの転送を監視・制御する機能のことを指します。

DLPは「Data Leak Prevention」もしくは「Data Loss Prevention」の頭文字を取ったもので、日本語ではともに「情報漏洩対策」と訳されます。

【Leak】は「漏洩」などの意味で、「外に出ていった」というようなイメージがあります。
【Loss】は「喪失」などの意味で、「コントロールできなくなった」というようなイメージがあります。

改めてDLPは何の略だったかを考えますと、2つあり、
「Data Leak Prevention(データが、漏洩するのを、防ぐ)」

「Data Loss Prevention(データが、コントロールできなくなるのを、防ぐ)」
です。

最近のセキュリティ製品のサイトを見ていますと、DLPを「Data Loss Prevention」の略としていることが殆どです。

同じ「情報漏洩対策」でもニュアンスが少し違うことがお分かりいただけたでしょうか。

もし、英語で記事を読まれることがありましたら、安易に日本既存のセキュリティ用語をあてはめず、ニュアンスまで把握すると内容を正しく理解しやすいのでお勧めです。

因みにセキュリティの記事でよく使われる英語を少し書き出してみますと、
・Exposure:「露出」すなわち「情報が見られる状態になっている」
・Compromise:「危胎化」すなわち「危険にさらされている」
などがあります。

いつか、何かの機会のお役に立てば幸いです。

DLPなどのセキュリティ対策を具体的に実施なさる場合は、ぜひご相談くださいませ。